自然というキーワードでは、森林療法やリトリートを行っていたのですが、淡路島での地域興しの一貫として、精油ブランディングに関わったことから、また違う形が展開してきました。

日本にはさまざまな田舎があって、過疎の問題や限界集落と呼ばれる地域がある。小学校が存続しなかったり、村が老人ばかりになっていったり。
地域興しは、地域の持っているもの、資源を見直し、資源をひきあげ、底力を活かして強く生き抜く。そのスタイルをみていたら、カウンセリングの場面とフィットしました。
カウンセリングでは、目の前の人に資源がたくさんあるのを見ます。けれど、ご本人はその強みを忘れてしまっています。外から見ていると「こんないいところがあるじゃないですか」と気がつく。それをどんどん伝えて、資源が本人の意識にのぼるようになる。
田舎の場合は、「大自然しかないですよ」となるところを、「いやいや、自然があるじゃないですか。地域の物語もありますよね」となるんです。
カウンセリングも地域振興も、アプローチが似ているし、そうやって、自分たちの持っているものを使いながら、町づくりをしていくのは素敵だなと思いました。